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9年ぶりの国立決戦!! 明早戦勝利に懸ける下級生の誓い(VOL.32)

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今季の明治は、下級生が元気だ。確かな実力と勢いあふれるプレーで、チームの幹である4年生を支えている。まだまだ成長段階ではあるにせよ、紫紺の貴重な戦力として欠かせない選手たちに、12月4日の「国立決戦」に向けて、誓いの言葉を聞いた。

PR 中山律希
スクラムを安定させて信頼される選手に。1番のレギュラーをめざす



 今季は対戦相手をしっかりと分析したうえで、いいクオリティで戦えているゲームが多い印象です。「この試合は、こうやって勝つ」という戦術や戦略をチーム全体で実践できていると思います。
 ただ自分自身のプレーには納得できていません。いちばんの課題はスクラム。いいときと悪いときの差が大きく、その波をなくしていきたい。(アシスタントコーチの)滝澤さんからも、「安定したスクラムを組めない選手は信頼が置けない」と言われているので、まずは自分から落ちないという意識を強く持つようにしています。
 同じポジションの中村公星さんはフィールドプレーもセットプレーも安定していて、滝澤さんが求める選手像を体現していると感じます。もちろん負けていられませんし、自分でも劣っていると思わないので、競争を勝ち抜いて1番のレギュラーポジションをつかみたいですね。
 これまでの早稲田はBKで展開するチームというイメージでしたが、今季はスクラムをはじめセットプレーにこだわっている印象があります。明治としては絶対に負けられません。特にフィールドプレーも高いレベルでこなせるHOの佐藤健次には注意したいと思います。今季こそメンバー入りしてグラウンドに立ち、1番の選手として求められているプレーを見せるので、応援よろしくお願いします。

HO 松下潤一郎
同じポジションのライバルには負けられない



 この対抗戦からラインアウトのノットストレートの基準が厳しくなりました。自分はメンタルがあまり強いほうではなく、反則を取られると引きずるタイプです。その克服のために、滝澤さんからは「バッティングセンターのピッチングマシンになれ」と言われました。つまり、ただ無心でまっすぐ投げろ、と。以前よりも気がラクになりましたし、アドバイス通りにできているときはジャンパーとのタイミングもよく合います。徐々に精度もあがっていますし、仮に笛を吹かれても「仕方ない。切り替えよう」と考えられるようになってきました。
 明早戦は、大学ラグビーを代表する試合というイメージです。子どもの頃から家族でよく見ていましたし、「この舞台でプレーしたい」とも思っていました。だからこそグラウンドに立ちたいですし、勝てたら最高の気分を味わえると想像しています。同じポジションの佐藤健次は注目されている選手ですが、HO歴は僕のほうが長いので負けられないですね。決して油断できませんが、スクラムも春の段階ではある程度の手応えを感じました。
 なにより明治の歴代のHOはすごい選手ばかりです。そうした実力のある選手に少しでも追いつけるように、セットプレー、フィールドプレーともに力を発揮して明治の勝利に貢献したいと思います。

LO 山本嶺二郎
ラインアウトに絶対の自信。早稲田を上回る



 今季はディフェンスにフォーカスしたチーム作りを進めています。基本的には失点の少ないゲームができていますが、トライを奪われるのは、チーム全体が焦っているときが多いですね。ターンオーバーをされて焦りが生まれた結果、コネクションが切れてギャップを突かれる。我慢できずにオフサイドをしてしまう……。こうした点が不安定さの原因だと思うので、どんな状況でも焦らず、常にコミュニケーションを取ることを意識したいですね。
 ラインアウトに関しては初戦(筑波戦)があまりよくなく、FW全体で見直しを図りました。全員が熱心に取り組んでくれたので、試合を重ねるごとに精度があがっています。先日のサントリーとの合同練習でもマイボールはほとんど確保できました。明治の高さ、速さはどのチームにも負けていないと確信できたので、日々、自信を深めています。
 早稲田のラインアウトは、ひとつに張ってディフェンスをしてくるチームなので、それを上回るクオリティを求めていきたい。高く、速く、正確なラインアウトからモールにつなげてトライを取り切れれば、ゲーム展開がかなりラクになるので、その仕事は徹底したいと思います。僕はあまり緊張せず、全体を俯瞰で見られるタイプです。明早戦でもチームを落ち着かせてまとめる役割も果たしたいですね。

NO.8 木戸大士郎
明治のNO.8 らしくプレーでも態度でもFWを引っ張る



 チーム自体はディフェンスを中心によくなっていますが、自分のプレーはまだまだです。明治のNO.8としてやるべき仕事ができていません。アタックで前に出る、ディフェンスで押し返す、スクラムで引っ張る。こうしたプレーが求められているのはわかっていますが、実際には見せられていないので反省しかありません。歴代のNO.8の選手、たとえば箸本(龍雅)さんや坂和樹さんのプレー映像をよく観るのですが、他の大学の選手と比べてもまるで違うと感じます。僕も早くそのレベルに近づきたいですね。
 滝澤さんからも「明治のNO.8であることを意識しろ」とはっきり言われました。特に指摘されたのはアティテュード。ある試合の映像を見せられたのですが、スクラムに集まるのも遅く、他の選手に声もかけていない。自分ではまったく気づいていなくて、正直ショックでした。すぐに改善しないといけないと思いましたし、いまは本当に向き合って考えるようになっています。
 昨季の明早戦は、僕のミスが原因でトライを取られた部分もあって、反省点の多いゲームでした。だからこそ、今季はリベンジの気持ちが強いですね。明治のNO.8らしく、スクラムでFW全体の士気をあげる、ボールを持ったら前に出る、ディフェンスで相手を押し返すというプレーを徹底してやっていきます。

SO 伊藤耕太郎
アタックの連携を深く突き詰めてゲインラインを突破する



 トライの取り方のバリエーションの少なさが、いまのチームの課題だと感じています。FWのモールに頼りがちなので、10番を背負う立場としては、フェイズアタックの質を向上させたい。特に、前半の終盤や後半の後半など疲れが出てくる時間帯に、10番の選手に求められているオーガナイズができていません。判断の遅さが原因でいいアタックに結びつけられていないところがあるので、その精度はもっとあげていきたいですね。
 今季はコーチ陣だけでなく、選手側からもアタックを考案して練習を積んでいますが、本番ではあまりうまくいっていません。きれいに突破しようとし過ぎてパスミスが起こったりしているので、そこはもっと突き詰める必要があります。それに、ラグビーはそもそもコンタクトスポーツです。その根本の部分を避けて抜こうとする傾向があるので、ゲインラインで身体を当てるという戦い方も意識しながら、より深く考えていきたいと思います。
 早稲田は昨季までのスター選手が抜けましたが、今季も変わりなく、BKはどの選手が出てきても脅威です。それに加えて、もともとラグビーがうまいチーム。僕も10番として負けられないところなので、しっかりとゲームメイクをしていきたいですね。そこに強みであるランも存分に活かして明治を勝利へと導きます。

CTB 廣瀬雄也
フィールドプレーキックともに自信あり。確実なプレーで勝利を



 対抗戦も3年目となり、経験を重ねたぶん、気持ちに余裕が出てきました。プレースキックの精度があがっているのは、こうした精神的な落ち着きが大きいと思います。自分がチームから求められているのは、やはりキック。頑張っているFWを自分のキックで少しでもラクにさせてあげたいですし、「50:22」も積極的に狙ってゲームの流れを一気に引き寄せたい。それが15人のなかで、僕が果たさなければいけない役割です。
 また、ボールキャリーへの自信も深まっています。自分が相手の脅威になって、一つひとつのディフェンスを止めればハンドパスが通ることがわかってきました。もちろん状況によっては飛ばしパスも使います。でも、まずは自分の仕掛けで相手を引きつけて、他の選手に任せられるところは任せる。こうした考え方ができるようになったのも、今季の成長だと実感しています。
 明早戦は、明治のBKの主力だという自覚を持ってグラウンドに立つつもりです。大事なのは、当たり前のプレーを積み重ねていくこと。スペースがあればそこにボールを運び、ランナーがいればいい状況でボールを渡す。いつも通りの確実なパフォーマンスが勝利の大きな要因になるはずです。相手が早稲田だから、会場が国立競技場だからと委縮せず、一つひとつ丁寧にプレーして勝利をめざします。