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昨年の悔しさを晴らす!ラストイヤーにすべてをぶつける4年生の決意(VOL.4)

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昨年の悔しさを晴らす!
ラストイヤーにすべてをぶつける4年生の決意


主将を支える3人の副将と、リーダー。彼らは昨年もレギュラーとしてチームを牽引してきた。だからこそ、今年にかける思いも人一倍強い。春を振り返りつつ、夏合宿への抱負を聞いた。

副将 CTB 西村雄大
ケガの影響で春シーズンはゲームに出場することができませんでした。外から見ている限り、チームがまだ噛み合っていないなと感じています。走れていなかったり、フィジカルでも圧倒されていて、大量失点で負けたゲームはほぼそういう印象です。
しかし新チームが始動してからは、小村ヘッドコーチの指導を中心にフィジカルの強化に努めています。本当の成果が出てくるのはこれからだと思うので、諦めずに継続してやっていきたいです。今季から栄養管理士の方も来てくださるようになり、選手の意識は大きく変わりました。食事のメニューからは揚げ物が減りましたし、選手も栄養セミナーを受けたので、何をどのくらい食べればいいかも分かっています。中身から体を作り変えていこうと思います。
現在は、全体練習を見ていて、ややおとなしい雰囲気なのが気がかりです。お互いに遠慮があるのかもしれません。ミスがあったときはもっと怒っていいと思うし、特に練習中のミスに対して厳しくならないといけません。僕自身は、夏合宿中に行われる帝京大戦での復帰を目標にしています。ディフェンスへの意識はもちろんですが、昨年のようにモールに参加したり、突破役も求められるでしょうから、そこもしっかりこなしていきたいです。夏合宿以降はチームの一員として圓生をサポートできればと考えています。

FWリーダー LO/FL 比果義稀

春シーズンのゲームは、今年のメンバーに4年生が少ないこともあって、一度相手にペースをつかまれると畳みかけられることが多く、そこをゲーム中に修正できない点が課題として残りました。上級生、下級生関係なく、リードされているときこそ雰囲気が盛り上がってくるようなチームにしたいですね。
FWとしては、モールで得点を奪えないことが悔しいです。せっかくBKが敵陣までボールを運んでチャンスを作ってくれているのに、たとえば相手5メートル前のラインアウトからトライへ取りきれてない。不甲斐ないです。特にFW陣全体が「ここを取るぞ!」という気迫がもっと必要です。
春にひと通り対戦してみて、各大学にカラーがあると感じました。あくまで僕の考えですが、明治の色は、敵陣で相手にペナルティーをさせて、そこからラインアウトを取って、FWでトライを決める形が理想だと思っています。「明治相手にはペナルティーができない」という感覚にさせたい。春先に比べれば、ようやくタックルやブレイクダウンの精度はよくなってきているので、そこは継続していきたいですね。
夏合宿は、倒れるくらいまで徹底的にやりたい。夏に入ると、練習時間も制約が少なくなるので、そこでどれだけコミュニケーションを取れるかが、強化のカギになってくると思います。

BKリーダー SH 山口修平

春シーズンを通じて、昨年のレベルが高かった4年生が抜けると、帝京や早稲田とはこうも差が開くものものなのかと、かなりショックを受けました。ボールを継続できず、ディフェンスに費やす時間が長くなるゲームが多かったです。
ただ、春は首脳陣から「内容を重視したい。結果が出なくてもあまり気にするな」と言われていました。ボールを動かしてトライを狙う形から、モール、キック、パス、ゴール前でのこだわりと、試合ごとにできることを増やしていった形です。すると徐々にエリアを取れるようになり、同時にトライも少しずつ奪えるようになっていきました。その点はプラスに考えるようにしています。
昨年と今季のハーフ団に対する首脳陣の考え方は大きく変わりました。選手個々人のよさを伸ばしつつ、ゲームに出れば、みんなが同じことをできるようになろう、という考え方です。僕ができないことは他の選手に教わり、僕ができることは他の選手に教える。大変ではありますが、チーム全体の底上げをはかっています。
僕らの学年は仲はよいのですが、厳しいことを言える選手が少なく、そこを主将の圓生がまとめてくれています。チームが苦しいときは圓生も苦しいと思うので、彼の負担を減らせるようにしていきたいですね。