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Interview 2 圓生組、春を振り返って 主将 PR/HO 圓生 正義(VOL.4)

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Interview 2
圓生組、春を振り返って 主将 PR/HO 圓生 正義


下級生時代から類まれなるリーダーシップを発揮し、周囲からは将来の主将候補ともいわれてきた。
そして今年、満場一致で主将に就任。昨年までのレギュラーが抜け、大きくメンバー編成が変わる今季。主将はチームをどうまとめていくのだろうか。

一つひとつのプレーをもっと必死に取り組みたい
春は結果こそ出ていませんが、昨年まで試合出場経験のない選手が多くいました。そうした中で紫紺のジャージーを着てゲームに臨んだという経験値は得られたと前向きにとらえています。
負けたゲームもミスが重なって、相手にボールを奪われるパターンが多くありました。敵陣に入って戦うことはできているので、そこからトライへ結びつけられるようゴール前の集中力を上げていきたいです。BKが相手陣内に運んだボールを、僕らFWが決めきれるようになれば、勝てるゲームも自然と増えてくるはずです。
課題を克服するためには、一つひとつのプレーをもっと必死に取り組んでいかなければいけません。次のプレーのことを考えてしまい、今やらなければならないプレーに集中しきれていない面があるので。春シーズンはNo.8での出場でしたが、突破力をもっと身につけなければいけないと感じています。やはり明治のNo.8は突破役が要求されますから。相手の間を外すプレーなどを磨いていきたいですね。簡単ではないかもしれませんが、徹底してその目標に取り組んでいきます。
今年は、春先から体づくり(フィジカル面の強化)を意識的にやってきました。相手に当たり負けしない体をつくるために、小村コーチやフィットネスコーチ、栄養管理士の山田さんらの指導のもと、フィットネスの強化を進めています。毎日の体重管理や食事の摂り方のチェックなど、これまでとは比較にならないほど徹底されていて、その効果を少しずつ実感してきています。

一流の人間だけが一流のプレーヤーになれる
昨年の4年生の先輩方は、個性の強い、しかもアタックに秀でた選手がそろっていました。一方、今年の4年生は真面目で、少し静かな選手が多い。前年と比べても意味がありませんが、自分たちは堅実なプレーでディフェンスから崩していけるチームに仕上げていきたいと思います。
真面目な選手が多い点は一長一短です。学年内の話し合いの場でも、これまで僕が一方的に話して、反応が返ってこないことも少なくありません。春に結果が伴わなかったことで、少しずつ改善されてはいますが、全員が自覚を持ったチームにしていかなければならないと感じています。
部の公式HPにも掲載されていますが、今季、主将を任されるにあたって「ラグビー部内の意識を変えていく必要がある。人間性を高めるテーマのもと、チームをつくっていきたい」と決意表明しました。これまではAチームが勝てばいいという空気があり、チーム全体で勝つという意識が希薄だったことも事実です。だからこそ、部員全員が勝利に対する欲求や意識を持てるチームにしたいと考えました。
また僕自身、ラグビーは人間性の出るスポーツだと教えられてきました。実際に辛いことを率先してできる選手は、苦しい場面でも自分から頭を入れるプレーができていたと思います。一流の人間にならなければ、一流のプレーヤーにはなれないと考えているので、そこをチームメイトにはしっかり伝えていきたいですね。

一流の人間にならなければ、一流のプレーヤーにはなれない。それをチーム内に浸透させていきたい。