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世界で得た経験を糧に躍動する2年生(VOL.20)

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ALL FOR Meiji

ジュニアジャパンやU20日本代表など、若くして世界の舞台で戦ってきた2年生の俊英たち。
その経験を今季の対抗戦でどう生かしてくれるのだろうか。

SO/CTB 森勇登


クイックネスと状況判断を武器に


 ジュニアジャパンやU20の代表合宿では、昨年から積み上げてきた明治のスタンダードを出して取り組むことができました。大会が始まっても自分の持ち味のクイックネスを生かして前に出て、チャンスを作ることができたので、そこには手応えを感じています。昨年、対抗戦の慶応戦で先発出場しましたが、ディフェンスの際に低くいくことができず、そこから意識が変わりました。ジュニアジャパンのフィジー戦やトンガ戦では低くタックルに入ることができて、いまもその意識をもってプレーできています。
 今季、12番の選手として意識することは、タテへの動きです。動き続けてチャンスがあれば攻めたり、外にスペースを見つけたら、そこを使ったりと、技術を生かしたプレーをしたいと思っています。春の帝京戦では同じ2年生の(齊藤)大朗とCTBでコンビを組みましたが、2人とも攻撃が大好きで、アタックではよく前に出ることができました。
 2年生になって上級生にも遠慮せず、コミュニケーションが取れるようになってきていますし、対抗戦では状況判断とクイックネスを武器にして、勝利に貢献します。
 

LO/FL/NO.8 箸本龍雅


持っている力を最大限に出す!
 

 ジュニアジャパンやU20での経験を通して、手応えがあったのは「低さ」と「スピード」。海外のチームを相手にしても、十分に通用するし、勝てると感じられました。シーズンが始まれば、強い外国人選手がいるチームとも対戦しますが、この2つを意識すれば互角以上に戦えると思います。特にディフェンスの場面で前に出るスピードがあれば、相手のボールキャリーに対して、体をずらされる前に当たることができます。「相手よりも速くノミネートして前に出る」という意識をもってシーズンに臨みたいですね。
 昨季の大東大戦(※大学選手権準決勝)からパフォーマンスが上がったと、自分でも感じています。それまではミスを恐れてプレーが小さくなっていましたが、4年生のために頑張りたかったですし、後悔したくなかったので、もっている力を最大限に出そうと意識したことでプレーが変わりました。ボールをもって前に出ることが持ち味ですし、それは求められていることでもあるので、そういう意識で今季もプレーしたいです。
 いまは学年やカテゴリーに関係なく、チーム全体に一体感があって、全員が同じ方向を向いています。僕自身もチームに貢献できるようにハードワークしていきたいですね。
 

SO/FB 山沢京平


感じたままにプレーできるように
 

 U20日本代表では、世界レベルのうまさや精度、グラウンドの使い方など日本では味わえないことが経験できて、本当に勉強になりました。
 ジョージア戦で、自分で裏に蹴って決めたトライは、空いたスペースにアタックするというチームでやってきたことを出せたプレーでした。それは明治でも取り組んでいることですし、ボールをもらう前にスペースを見つけて攻めるのは大事なことだと思うので、しっかり意識してやっていきたいですね。疲れてくるとセットが遅れることもあるのですが、常に相手にとって嫌な位置に立って、ランやキックでチャンスメイクをしていきたいと思います。
 昨季は、判断が必要な場面でひとつ余計なことを考えてしまって、迷ったり、消極的になったりと自分のプレーが出せないときがありました。今季はどんなときでも自分のプレーが出せるように、いつも通り感じたままにラグビーができるようになりたいと思います。
 いまの時点ではレギュラーは保証されていませんし、自分の得意なプレーでしっかりとアピールして、先発で出てチームの勝利に貢献します。
 

WTB/FB 猿田湧


世界レベルで物事を考える


 U20日本代表では、「どういうチームにしたいか」「どうやって勝つか」ということを選手たちが主体的に考える雰囲気がありました。相手は強いチームばかりだったので、“世界レベルで物事を考える”ことが身についたと思います。
明治の選手も多く、コミュニケーションが取りやすかったのも大きかったですね。
 代表全体としてはアクセル回数や走行距離など運動量で高い数字を残せましたし、個人としては、ディフェンスで前に出るタイミングの判断は間違っていなかったと思います。あとは詰め切ることができるように、これからも取り組んでいきたいです。
 昨年、明治でプレーして感じたことは、ラグビーの奥深さ。高校時代も考えてはいましたが、それ以上にお互いに話し合ったり、プレー中もコミュニケーションを取らないとうまくいかないことが多くて、もっと高いラグビー観を身につけないと通用しないと強く感じました。今季は春季大会で優勝していることもあって、選手個人のレベルや意識はすごく高いですし、チーム内の争も激しいです。対抗戦ではスペースでボールをもらって、自分の得意なランプレーを生かせるように頑張ります。