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最後の秋、4年生の誓い(VOL.20)

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最後の秋、4年生の誓い

明治の選手として迎える最後の対抗戦。
完全優勝を目指す紫紺の軍団にとって、最上級生の覚悟と頑張りが勝利へ導くカギとなる。

LO土井暉仁

優勝した瞬間のグラウンドに立っていたい
 

 今季は昨年の悔しさを味わったメンバーが多く残り、その経験を生かした判断やプレーができたことで、春季大会優勝という結果を残せたと思います。ただ慢心が出たのが天理戦(5月27日/17●24)。キャプテンの(福田)健太がいないこともあって、ゲームの中での修正がうまくいきませんでした。そこは、これからの課題ですね。また、春はスクラムやラック周辺でのFWの頑張りで勝てたゲームが多く、FWとしても手応えを感じています。ただし学生相手には戦えても、リコーなどTLを相手にしたときは、そこから崩される場面が目立ちました。チームとして、もっと上を目指していますし、これからも継続して取り組んでいきたいです。
 ラインアウトに関しては獲得率よりも、いかにBKによいボールを供給できるかを重視しています。クオリティボールを出せないとアタックのテンポも上がっていかないですし、ラインアウトを預かる身としては、サイン出しも含めて磨いていきたいです。
 昨年はメンバー入りしても首脳陣からの信頼が足りず、競ったゲームでは出場の機会がありませんでした。今季はこのままポジションを譲らず、優勝した瞬間にグラウンドに立っていたいと思います。
 

PR齊藤剣

昨シーズンの悔しい思いを晴らす!


 昨シーズン当初はレギュラーでしたが、夏を過ぎた頃から最上級生(当時)だった久原(綾眞)さんのスクラムの力が伸びて、チーム内の序列が変わり、悔しい思いをしました。今季は課題であるフィールドプレーを改善できるように取り組んできました。身体づくりはもちろんのこと、タックルを受けたあとのレッグドライブを意識してプレーしています。同じポジションには、ひとつ下の安(昌豪)などいい選手が揃っていますが、昨年のような悔しい思いはしたくないので、抜かれないように日々練習に取り組んでいます。
 スクラムに関して、いま重視しているのは第1列でのコミュニケーション。強いスクラムはチーム全体からも求められていますし、LOの土井(暉仁)やFLの井上(遼)など4年生のFWが中心になって団結力が出てきたので、対抗戦では徹底的に押し切りたいと思っています。
 4年生全体でもキャプテンの(福田)健太を中心に、リーダー陣にまとまりが出てきました。
ラストイヤーということで気持ちも違いますし、この対抗戦では絶対に結果を残します。
 

CTB渡邉弐貴

緊張感をもって常に100%の準備


 春はBK全体で、よいプレーができたと思います。
サイン出しからファーストプレーで大きくゲインできたり、キックを有効に使ってスペースを見ながら攻めることができました。僕個人としては、Aチームでこれだけ出場できるのは4年目にして初めて。下のチームにいつ落とされてもおかしくないという緊張感がよい方向に働きました。後輩にも優れた選手がたくさんいますし、4年生だから必ず試合に出られるとは限らないと覚悟して、常に結果を求めたことが、いまにつながっていると思います。
 CTB(12番)として意識したことはFWのオーガナイズ、SOとのコミュニケーションなど、FWとBKをリンクさせて動かすプレーです。昨季のCTBには梶村(祐介)さん、鶴田(馨)さんという絶対的な存在がいて、チームの中でもキープレーヤーでしたが、今季のCTBにはレギュラーを保証された選手はいません。必要とされれば12番、13番どちらであっても、自分のベストパフォーマンスが出せるように常に準備していますし、対抗戦はすべての試合に出るつもりです。全勝優勝して、いい形で大学選手権に臨めるようにチャレンジしたいと思います。
 

LO/NO.8舟橋諒将

ボールキャリーと接点の仕事で貢献する!


 FWはセットプレーとブレイクダウン周りのプレーを春シーズンから積み上げてきました。その結果、春季大会で全勝優勝することができましたし、TLのリコーとの試合(7月21日/14●54)でも通用する部分が多くあったと思います。
 LOとして意識していることは、ボールキャリーと、接点での低さと強さです。LOは本当にタフなポジションですし、特に接点での仕事は昨季のキャプテンだった(古川)満さんのプレーを参考にしています。決して派手ではありませんが、接点の中でひとつでも多くの仕事をしようとする姿勢を、満さんの背中を見て学びました。また、ボールキャリーの強さは自分の持ち味でもありますし、人一倍やらないといけません。今季はBKにいい選手が揃っていますが、やはり僕らFWがセットプレーやブレイクダウンで力を出して、チームを勢いづけたいと思います。
 4年生になると、チームやゲームに対する気持ちが下級生の頃とまるで違います。夏合宿では春からやってきたことをベースにさらにレベルアップして、対抗戦では皆さんの期待をプレーで体現できるように頑張ります。