明大ラグビーファンクラブ

最新ニュース

特集 夏合宿2012in菅平 対抗戦に向け、一歩ずつ前へ(VOL.2)

このエントリーをはてなブックマークに追加
特集 夏合宿2012in菅平
対抗戦に向け、一歩ずつ前へ


ラグビー部は、8月5日~15日まで北海道・美幌で、17日~27日まで長野県・菅平で夏合宿を行った。今回は、菅平で行われた練習試合・対帝京大学戦を中心に、夏合宿の様子をお伝えしたい。

Game Report
今年5月、山梨県中銀スタジアムで行われた「第34回UTYラグビー」では26対59で大敗。王者・帝京大学を相手にどのような戦いができるのか。現在のチーム力を図るうえで試金石となる一戦だ。試合は前半開始早々に帝京に立て続けにトライを奪われ、リードされる展開も、その後は粘り強いディフェンスで失点を許さない。後半に入ると、徐々に明治のFWが接点で優位に立ち、すばやくBKへ展開。染山や斉藤、加納らが快走してトライを奪い、帝京に追いすがる。試合は、3点ビハインドで迎えた後半終了間際、FWのモール攻撃からラックとなり、最後はSHの山口が相手のディフェンスのギャップを突いて逆転のトライ。接戦を制して王者・帝京を下した。接点の攻防では、強力帝京FW陣を相手に、明治のFW陣が奮闘。スクラムやラインアウトなどのセットプレーの安定も勝因にあげられる。

帝京戦を終えて吉田監督のコメント
努力を重ねてきたことの成果ただし慢心してはいけない
春は帝京に大敗しましたが、4年生を中心にその反省点を真摯に受け止め、しっかりと努力を重ねてきました。選手たちが基礎プレーの大切さを感じ、地道に努力をしてくれています。帝京戦は、そういったこれまで取り組んできた練習の成果が表れた試合だったと思います。特に奮闘したのはFW陣。強力帝京FWに対し、真っ向勝負を挑んでくれました。帝京は(大学選手権)3連覇を達成し、負けることは許されないというプライドを持ったすばらしいチーム。その強敵に勝てたことは自信につながっていくと思います。ただし慢心してはいけません。敵は自分の中に潜んでいます。そのためにも「この努力を続けていかなければいけない」と、選手たちに話しました。

突撃! 竹内主将にInterview
着実にステップアップして、大学の頂点を制す!


夏合宿も終盤に差しかかり、ここまでのチームとしての取り組みや手ごたえ、秋シーズンに向けての意気込みを竹内健人主将が語ってくれました。

─今年の夏合宿のテーマがあれば、教えてください。
テーマは「チャレンジ」です。これは4年生のミーティングで話し合って決めました。試合や練習は当然ですが、何事にも妥協しない、最後まで諦めない。常にチャレンジをして成果を出していこうという思いで、(テーマに)掲げました。

─夏合宿ではどういった練習に取り組まれていたのでしょうか。
(第一次合宿の)北海道の美幌では、とにかく走りこんで、フィットネスの強化に励みました。特にFWの運動量を上げて、どこのチームにも走り負けないようにしたいからです。毎日ひたすら走りましたね。また、FWやBKのユニット強化にも努めました。
  菅平では、チームを完成させる段階ではありませんが、FWとBKを融合させて組織としての動きや連携の確認をしています。

─最上級生として迎える夏合宿は、これまでの3年間と違いますか?
個人的にこれまでの3年間と意識は全く違います。やはり主将という立場もありますから。

─チームの雰囲気はいかがでしょうか?
とてもいいですね。冒頭に話したように夏合宿のテーマである「チャレンジ」を4年生が率先して体現し、下級生はそれにしっかりついてこい!という感じです。4年生がきちんとまとまれば、チームは自然にまとまると自分は思っています。

─帝京戦について少し振り返ってください。
勝利したことは自信になりますが、後半、帝京は選手を入れ替えていますから、(結果を見て)慢心してはいけません。試合中も選手は互いに声がよく出ていて、コミュニケーションがとれていました。この試合は、FWの前5人がしっかり走って、コンタクトしてくれた。そしてスクラム、ラインアウトとセットプレーも安定していました。(試合の勝因に関して)それに尽きますね。ラインアウトもオプションを増やしましたが、うまくはまりました。

─さて、夏合宿を終えるといよいよ本番です。最後に意気込みをお聞かせください。
まずは10月の筑波戦に向けて、目の前の試合をひとつずつ勝利していきたい。慢心することなく、着実にステップアップしていければ、大学の頂点を制することができると思います。
ファンの皆さんには、FWとBK一体となった、どこからでも前にいける明治のラグビーを見ていただきたいです。しっかり明治のラグビーができれば、必ずや結果がついてくると信じています。


Game Report
帝京戦の勝利から3日後に、昨年の大学選手権2回戦で苦杯をなめた筑波大学と対戦。この試合は、竹内主将が前日に体調不良を訴えて欠場。柱を失った影響か、前半から明治はミスを連発。なかなか波に乗れない。そしてSH内田を中心に筑波のすばやい展開攻撃に翻弄され、大敗を喫した。筑波との試合は対抗戦前半の山場。水戸でこの悔しさを晴らす。

 
いよいよ関東大学対抗戦が開幕!現地で明大ラグビー部を応援しよう!!

9月9日から、いよいよ2012年関東大学対抗戦がスタートする。明治の初戦は、9月16日の立大戦(北海道・月寒)となった。明大の秋シーズンの日程は別表通り。今季より大学選手権大会方式が変更され、より対抗戦の成績が重要となってくる。大学日本一を目指すチームを現地でぜひ応援しよう!ファンの温かい声援が何よりも選手の力となるはずだ。

※ファンクラブ会員の皆様には、毎試合ごとに結果を配信します!