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ALL FOR Meiji チームを支えるスタッフにClose up! 第3回(VOL.3)

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チームを支えるスタッフにClose up! 第3回
主務・筆谷優樹選手


〝いつも通り”を心がけて
マネージャーと協力、連携を取りながら、チームのマネジメント業務に勤しむ主務。今年、その重要な役割を担っているのが筆谷優樹選手だ。プレーヤーとの兼業という難しい立場ながら「チームのために」という思いで明治を陰から支える筆谷主務に話を聞いた。

―主務の仕事内容を教えてください。
基本的にはチーム全体のスケジュール調整です。試合当日の時間確認や遠征であればホテルの予約、他大学との試合の際には連絡を取り合って、「どのグラウンドを使って、何時に開始するか」などの調整が主な業務です。

―主務をやりたいと思った理由は?
主務が仕事をする部屋が寮にあるのですが、1年生のときからそこに入って、これまで主務を務められてきた各代の4年生の姿を見てきたことが大きいですね。そのため、下級生のころから先輩のお手伝いをしていましたし、チームを陰から支える仕事もいいなと感じていました。

―主務という仕事にどんな誇りを持っていますか?
選手がいつも通りにプレーできる環境や状況をつくることが大事だと思っています。なかなか見えにくい部分ですが、陰の存在、黒子に徹することで、選手がいつも通りのプレーをしてくれれば嬉しいですね。そこがこだわりといえばこだわりです。

―やっていてよかったと思う瞬間は?
やはり、試合に勝ったときですね。いつも通りと言っても、いつも通りやることが一番難しいと感じています。だからこそ、結果につながったときは選手と同じように嬉しいですね。

―選手と主務。両立させる難しさはありませんか?
主務をやるにあたって「明治の主務はプレーヤーとしてもしっかりしなきゃいけない」と先輩から言われました。自分でも両立していきたいという気持ちは強いですし、グラウンドに出れば主務ということではなく、一選手として頑張っていこうと思っています。

―プレーヤーとしての筆谷選手を教えてください。
明治にはすごい選手がたくさんいるので、僕自身は特別に秀でているとは思いません。しかし、ゲームに出れば落ち着いたプレーを心がけ、スタンドオフとして周りの強くてうまい選手を活かすことを意識してやっています。

―肉体的にも精神的にも大変な役割ですね。
就任したばかりの春はまだ慣れていなかったので、少し辛いときもありました。地方に遠征に行く際のやりとりは大変でしたね。遠征の前日に自分が出場する試合があり、コンディション調整もすごく難しかったです。

―今年は最終学年となります。竹内主将を中心に4年生のまとまりはどう感じていますか?
今の4年生は個々が強く、ひと言でいうと荒々しいですね。自分の意見を主張する選手も多いです。そのため、新チームが始動した直後は個人個人の考えがバラバラで、それぞれの意見が衝突する場面も少なくありませんでした。でも、夏場以降は自分の意見を主張しつつも、相手の意見も認められるような雰囲気になってきました。そういう意味でまとまりが出てきたように感じます。今は非常にいい方向に向かっていると思いますね。

―とても期待できるチームになってきたんですね。では、最後にファンの方にメッセージをお願いします。
みんなの力がひとつになったときには、どこにも負けない強さを持っているのが今年のチームです。そうした明治伝統の力強さに注目してもらえればと思います。僕自身も陰からチームを支えていきたいですね。