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リーダー達の決意。俺たちが引っ張る!(VOL.19)

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福田健太主将を支え、各セクションでチームのまとめ役を担う最上級生のリーダーたち。
下級生の頃からチームの主軸を任されてきた4選手に、その決意を聞いた。

 

FL井上遼選手

相手が恐れるようなブレイクダウンを目指す!


1月から個人のベースアップを目標に練習に取り組んできて、そうした中で帝京を相手にしても1対1に負けなかったことが勝利につながりました。
昨季の決勝の反省点を一人ひとりが考えて、その課題を克服できた成果です。
ただ、帝京はこのままでは終わらないはずです。
明治のスタンダードを下げることなく、いまの課題に対して100%で取り組んで、よりよいものに変えていきたいと思います。
 ブレイクダウンの寄りの速さに関しては、昨季と比べても高い意識を持って取り組めています。
そこに昨季にはなかった“スマッシュ”が加わりました。
入るときのスピードと、相手が入ってきたときの剥がし。
相手に対して、「もうブレイクダウンには入りたくない」と思わせられるような強い印象を与えられていると思います。
一人ひとりが練習の意図、目的を理解して、やらされるのではなく、試合に結びつる意識で取り組んでいるので、それだけ質が高まりました。
 僕ら4年生は下級生の頃から「お前らの代はチャンスだ」と言われてきました。
だから腐ることなく、ひたむきに取り組んできましたし、それが実を結びつつあるのかなと感じています。
明治が勝つとラグビー界全体が盛り上がりますし、優勝という目標に向けて頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。
 

PR/HO祝原涼介選手

FWが強くなければ明治じゃない



スクラムは昨季から引き続いて、8人で組むことを意識して取り組んでいます。
今季のフォーカスポイントはフロントロー。
中でもHOのスクラムコントロールについて、滝澤FWコーチから丁寧に指導いただいています。
練習ではAチーム、Bチームが混ざって、高い強度で組んでいて本当に激しいです。
実際の試合以上の強度でできているのではないかと思います。
 FW全体のテーマはスクラムだけでなく、すべてのプレーにおいて、BKにクオリティボール(質の高いボール)を出すこと。
スクラムだけでなく、ラインアウトのデリバリーやブレイクダウンのスキルなどの全体のクオリティを上げて、いい選手が揃っているBKにボールを供給したいですね。
 今季はリーダー陣の一人を任されました。僕はみんなが見逃しがちなところをよく見るなど、全体のバランスを取りながらやっていきたいと思っています。
(春の)帝京戦の最後のトライはよかったと思いますが、外から見ていると、もっと楽に取れたとも感じます。
みんなで頭を使いながら、もっとアタックのオプションを増やして、それを身体で覚えるまでやり込んでいかないといけません。
 FWが強くなければ明治ではありません。スクラム、ラインアウトにこだわって、ファンの方に楽しんでもらえる強い明治を見せたいと思います。
 

FB高橋汰地選手

リーダーの一人としてバックスリーをまとめる!



今季から外国人選手が同時に3人出場できるようになりましたが、帝京戦ではチーム全員が身体を張ったプレーができたので、負担を感じることはありませんでした。
昨季はワイドブレイクダウンでジャッカルされることが結構ありましたが、この帝京戦ではBKだけでボールを守れた場面も多く、練習したことが出てきていると感じます。
ただ、ターンオーバーされたあとのディフェンスは課題です。
実際にこの形でトライを奪われましたし、不用意に飛び出さず、うまくコミュニケーションを取れるように改善していきたいですね。
 今回は自分たちのラグビーを出せたことで勝てましたが、帝京もこれまで以上に厳しい練習を積んできますし、明治はまだまだチャレンジャーです。
決して慢心せず、夏までにさらにギアを上げていきたいです。
 また、リーダーの一人として、バックスリーをまとめていきたいと思います。
(福田)健太は主将でチームの大黒柱ですが、SHという専門職。
そのため、バックスリーに関してはわからないこともあります。
そこは僕と宮嵜(永也)が中心になって、気づいたところをチームにしっかり伝えて、経験の少ない下級生を引っ張っていきたいです。
僕個人としてはどのポジションで出たとしても、ベストなパフォーマンスを出せるように、毎日いい準備をして、誰からも信頼されるプレーヤーになりたいと思います。
 

SO松尾将太郎選手

昨年の4年生を超えるために細かい部分を大切に



帝京戦は、チーム全員の勝ちたいという気持ちが前面に出ていました。
ボールキャリアは相手にまっすぐ当たらずにステップを切って、ゲインしていく。
ディフェンスはスピードをコントロールして低く入る。
春から積み上げてきた細かいことを意識して実践できていたのが、いい結果に結びつきましたね。
 BK全体では、一人ひとりが仕掛けることと、相手にコミットしていくことに取り組んでいます。
新たに就任した伊藤BKコーチが、1対2や2対3など細かく指導してくださっています。
もっともっと精度を高めていきたいです。
また、選手同士でもコミュニケーションを密に取って、いいところ、悪いところを共有できるようにしています。
練習や試合後にはビデオを見てレビューをしたり、一人ひとりが真剣にラグビーに取り組んでいます。
まだまだ足りない部分はあるにせよ、今後も成長していけると思います。
 昨年の4年生は本当に引っ張ってくれて、チームにいい文化を残してくれました。
それをそのままにするのではなく、昨年の4年生を超えるためにも、プレーはもちろん、コミュニケーションも昨季以上に取って、気づいたところは下級生にどんどん伝えていきたいですね。
細かい部分を大事しないと勝てないということが本当にわかったので、リーダー陣で話し合いながらひとつの方向に進んでいきたいと思います。