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俺たちのプレーに注目 明治自慢の3列が早稲田を打ち倒す!(2)(VOL.9)

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俺たちのプレーに注目
明治自慢の3列が、早稲田を打ち倒す!
ラグビーの勝負において、FW戦をいかに制することができるかが一つのポイントだ。何といっても明治の代名詞と言えば〝FW〟。6番、7番、8番の第3列の3人がピッチ上を駆けまわり、早稲田を粉砕する!


FL 上田宥人
役割分担が明確で個々の特徴を出せる第3列
明治に入学する以前の高校時代から「明治はFWのチームだ」と思っていました。そうした特徴や強さを持つFWの中で、自分のポジションであるFLや№8でレギュラーを目指して、入学以降はチャレンジしてきたつもりです。現状メンバーには入っていますが、通用する部分も、まだまだ足りないと感じる部分もどちらもあります。
№8の松橋はスピードのあるプレーで前に出て、必ずゲインを切ってくれる絶対的なプレーヤー。アタックもディフェンスも両方できるタイプで、信頼できる選手です。
同じ3年生ということもあり、普段からラグビーのことをよく話すので、試合中のプレーの幅が大きく広がったと思います。特に松橋がゲインしたあとのプレーの精度やコンビネーションは高まりました。裏から顔を出したり、パスをもらったりなど、そういうプレーで松橋をサポートするようにしています。
僕自身は、ディフェンスよりもアタックが得意で、まずはアタックでテンポを作っていくタイプ。またラインアウトやハイボールの競り合いを任されることも多いです。逆サイドのFLの桶谷は地道なプレーを繰り返しできる選手。このように特徴がハッキリとわかれていて、役割分担も明確なので、ここまでは、それぞれの持ち味を出せていると思います。
明早戦には昨年、初めて出場しました。絶対に国立のピッチに立ちたいと思っていたので、2年生で出られる機会をもらえてうれしかったですね。それまでのゲームと比べてお客さんの歓声が大きく、グラウンドの声も聞き取りにくい状況でしたが、1分1秒を噛み締めながらプレーしました。
今季の早稲田には、サポートの意識などチーム力が高いという印象を持っています。帝京とは逆に、横へ展開してくるチームなので、まずは自分で仕掛けて前に出て、ディフェンスからテンポをつくりたいです。
入学当初から早稲田には負けられないと言われてきました。早稲田も当然そうだと思いますが、FW戦で圧倒したい。練習したことしか試合では出ないので、今まで取り組んできたことを信じて勝ちにいきます。応援の程、よろしくお願いします!

FL 桶谷宗汰
タックルとサポートでチームを支える!
明治の第3列には偉大な選手が多く、高校(常翔学園)の先輩方も明治の第3列を任されてきた選手がたくさんいるので、自分もその番号を取りたいと思っていました。入学以前から、明治のバックローはすごいと感じていたので、その誇りを持って試合に臨みます。
№8の松橋さんはすごくタテに強いタイプで、上田さんは自分にはない器用さを持った選手。僕は気の利いたプレーができない分、タックルや運動量でカバーするという役割分担ですね。3人それぞれが強みを出せるように、お互いをカバーし合っています。
以前は攻撃的にプレーしたいと思っていましたが、U‐20の遠征を経験して考えが変わりました。攻守が切り替わったとき、真っ先に反応してタックルにいくなど、リアクションやワークレートの重要性を学んだことが大きかったですね。そうしたプレーのレベルを上げていけば、自分のベストパフォーマンスを出せるのではと考えるようになりました。
明治には松橋さんをはじめ、ゲインを切ることができる選手はたくさんいるので、そういう選手がボールを持ったときにサポートに入る意識を常に持っています。たとえトライにつながらなくても、2枚目の動き出しが速ければ速いほど次の攻撃につながるので、ワークレートを上げることを目標にしました。
また、松橋さんや上田さんなど3年生の先輩たちは練習の段階から、後輩がやりやすいような環境を作ってくれています。僕も何かあれば言うことができますし、感謝の気持ちは本当に強いですね。
4年生に対しても同じです。最上級生が中心となってチームを引っ張ってくれていて、おかしな言い方ですが、そういう上級生を勝たせてあげたいという気持ちを持っています。特にキャプテンの勝木さんは高校の先輩で、僕が高校1年生のときの主将でした。このときは花園を逃して悔しい思いをしたので、今年こそはという思いは強くあります。
明早戦では、ゲインを切れない状況でも慌てずにフェーズを重ねていくことが大事だと思っているので、僕たちFWは常に動き続けるつもりです。そして、インパクトのあるプレーでチームを盛り上げて、勝利に貢献したいと思います。