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明早戦、今年こそ勝つ!決戦への誓い 丹羽監督(VOL.12)

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丹羽監督
簡単ではないからこそ早稲田に勝ちたい

昨シーズンまでのこの時期と比較して、中身や内容という点ではまったく異なる手応えを感じています。
FW 戦に固執せず、ボールを動かしながら攻めるアタックは、BK の判断力の向上もあって、ようやく実を結んできました。
セットプレーの強さに関しては未完成の部分もありますが、時間をかけてやってきているので、ここからはもっとよくなっていくと思います。
ディフェンスも同様です。個人のタックルはもちろん、選手間でのコミュニケーションがより円滑になりました。
やはり、ディフェンスは組織力。状況をしっかり見て、コールやプレーを正しく判断して実践できるようになってきています。
さらに、今季は選手がよく走れています。慶應戦でも走行距離が非常に長く、ポジショニングもうまくいきました。その結果、一人の選手が孤立することがなくなり、いいアタックといいディフェンスにつながっていると思います。
ただし、自分たちで防げるペナルティは少なからずあるので、そこは課題として、この大事なゲームに臨むつもりです。
昨年は、ケアすべき選手をわかっていながら止められず、ディフェンスを崩されました。今年でいえば、CTB の岡田一平主将、日本代表のFB 藤田慶和選手、№ 8 の佐藤穣司選手。こうしたキーマンをケアした上で、ハーフ団を自由にさせなければ、しっかりとしたゲームができるはずです。
昨シーズンの明早戦は有利と言われながら、多くの方の期待を裏切る結果に終わったので、今年は絶対に勝ちます。
大学王者から遠ざかって以降の18 試合で、明早戦は5 試合しか勝利していません。早稲田に勝つのは簡単ではなく、だからこそ勝ちたい。幸い選手全員が「チームのために」という意識をもってくれているので、今年は期待してください。
W 杯での日本代表の躍進もあり、ラグビー界全体が盛り上がっています。そうした状況の中で、明早戦は全国放送される貴重なゲーム。新たにラグビーを好きになった方を含めて、すべてのファンにアピールできる試合をしたいと思います。