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Interview 「2016年に懸ける想い」 FL/NO8 桶谷宗汰主将 (VOL.13)

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自分たちの立ち戻れる場所、原点に今季もフォーカスしていく


キャプテンとしての自覚

昨季、学年リーダーを務めていたので「(今季はキャプテンに)なるかもしれない」という予感はありました。もちろんキャプテンにならなくても、チームは4年生が引っ張っていくものだという思いがあったので、気持ちに大きな変化はありません。口が達者なタイプではないので、プレーで引っ張っていくつもりです。
今季はスタート時点でケガをしてしまい、プレーでチームを引っ張れていなかった分、キャプテンとしてどう振る舞えばよいかを考える、いい機会になりました。練習に参加できなくても、グラウンド外から気がついたことを積極的に伝えることができました。あとは、チームがいい雰囲気でゲームに臨めるように映像の編集にも取り組みましたね。そのやり方が正解かどうかはわかりませんが、今までの自分であれば決してやらなかったと思います。明治で過ごす最後のシーズンですし、「チームのために」という気持ちがより強くなりましたね。
自分が出場できなかった春の試合では、他の4年生を中心とするリーダー陣が率先して声を出して頑張ってくれているのを感じます。特に副将の成田(秀平)は、周囲からも言われているように昨季までとは大きく変わりました。プレーはもちろん、言葉でチームを引っ張っていく姿に頼もしさを感じます。昨年の4年生とはまた違う形で、ここまで3年間をともに過ごしてきた仲間と、心をひとつに、チームをまとめていきたいですね。

FWの原点にこだわる!

春シーズンは厳しい戦いが続いています。特に流経戦(5月1日・33●66)では、本当に強い危機感を覚えました。チームが立ち返るべき原点がなく、トライを取られ続けました。すべてに勝つという意味で「MUST WIN」というチームスローガンを掲げていますが、誰一人「MUST WIN」できていない状態だったと思います。
そこで、翌週の中央戦(5月8日)に向けて、自信や自分たちのベースラグビーを取り戻せるように、選手一人ひとりが「ここだけは絶対に負けない」という部分を確認し、構築していきました。前半はやや難しい展開になりましたが、後半は無失点に抑えられたので、少しではありますが成長を実感できました。僕たちFWとしての原点は、やはり昨年からこだわっているブレイクダウン、フィジカルファイトです。昨季、嫌というほど練習を重ねて、大学選手権ベスト4という結果を出せたことは全員が分かっています。セットピースを含めて、そこが自分たちの立ち戻れる場所、原点なので、今季もフォーカスしていきたいと思います。

明治らしい〝逃げないチーム〟を目指す

昨季、大学選手権ベスト4という結果を残して、チームに〝いい文化〟が生まれつつあります。その〝いい文化〟を自分たちの代で発展させていければ、昨季以上の結果につなげられるはずです。そのためにも、明治らしく体を張れる、逃げないチームにしていきたいですね。
昨年の早稲田戦や帝京戦では、ファンの皆さんの熱い声援に鳥肌が立ちました。そうした応援のおかげで自分たちはラグビーができているので感謝しかありません。昨年の成績を超えられるように頑張っていきますので、今季もご声援をよろしくお願いいたします。