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夏合宿について4年生とコーチに話を聞きました!(VOL.2)

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夏合宿について4年生とコーチに話を聞きました!

PR 石原慎太郎

美幌ではユニット練習を中心に行いましたし、徹底して走りこんできました。帝京との試合では、これまで積み上げてきたものを必ず出さなければいけないと考えていました。春も負けはしたものの、スクラムはそれほどやられたという感じではなかったのですが、今回もセットプレーをはじめFW 前5 人の動きを見ると、帝京と互角以上に渡りあえたと思います。ただ、もっと仕事量を増やして、セットプレーの精度も高めなければなりません。
スクラムに関していえば、”敵陣ゴール前ではすべてスクラムトライをとる”。そのための努力をしてきていました。明治の有効な攻撃パターンとしては、やはり敵陣ゴール近くでモールもしくはスクラムを組んでトライをとる形だと思います。ですから特にゴール前では、FW でトライをとりきる力をさらにつけていきたい。「前へ」というのが明治のスタイルですから攻撃も守備も、常に前へ出ることを一人ひとりが意識して考えています。
ファンの皆さんには、僕たちの前に出るプレーを見てもらえればうれしいです。

CTB 猿楽直希

夏合宿ではチームのゲームメイク、ストラクチャーという部分に主眼を置いて取り組みました。昨年負けた帝京に勝つなど成果が出ている部分もありますが、まだまだ未完成な点もあることは否めません。疲れてきた時間帯でのチーム内のコミュニケーションや、チームアタックの仕掛け……ミスが多くなり、うまくいかない時間帯こそ、その点をうまくコントロールする力をつけていかないといけないですね。
事実、帝京戦も前半のスコアは負けていますし、後半も相手のB チームに対してわずかな点差しかつけられませんでした。しかし、チームアタックが形になったのは収穫です。
今年はWTG に速い選手が揃い、SO も染山を筆頭に技術的に高い選手がいるので、僕らCTB がうまくコントロールできるかが大事になってきます。相手を抜き切るまではいかなくとも、ゲインを切るプレー。そうしたゲームメイクができれば、WTB はもちろん、強力なFW 陣も活かせるはずです。また僕らCTBのハイパントの処理も重要なカギだと感じています。
春シーズンでは、帝京、早稲田に敗れてすごく悔しい思いをしました。秋の本番では、突破やラインブレイクを意識しながらプレーし、相手に「負けた」と思わせられるようなゲームをしたいと思います。

福永昇三FWコーチ

夏合宿では、ディフェンス全体とブレイクダウン、FW のセットプレーをテーマに強化に取り組みました。今の時期にしては順調に進捗していると思います。
8 月18 日に行われた帝京大との練習試合では、相手に対してどれだけ体を張ることができるかが、重要なポイントでした。春のゲームでは、その点が全くと言っていいほどできていなかった。戦術や戦略以前の問題で、ラグビーとしての大切な部分がなかったと言えると思います。しかし、今回の帝京戦では体を張るプレーができたことで、ようやく同じ土俵に立てたかなと手ごたえを感じています。
セットプレーの精度に関しても、徐々に整理できており、秋シーズンを前によくなっているという実感があります。しかし、まだまだ波があるので、これからもっと練習を行って、精度を高めていく必要があるでしょうね。
目標はもちろん、大学日本一の奪還です。コーチの一員として、それを果たすべく頑張っていきたいと思います。